旧・区役所跡地利用について

淀川区の大きなインフラ整備で、まだ完成をしていないのが「淀の大放水路」。昨年完成したのが、「新北野アンダーパス」。そして、まだ議論をされていないのが、旧・区役所跡地の問題です。

市民病院が野中に移転。底地は新たに市が購入。市民病院跡地に新・区役所が完成。タネ地である旧・区役所跡地は玉突き方式の理屈で売却か!?という区民の大きな疑問に対して、その立地の良さから様々な意見が沸き起こりました。

例えば、区民センターをこちらに移転してはどうか、とか、図書館を、とか、いやいや高齢者福祉施設、体育館だとか、温泉もいいんじゃないかといった十人十色のご意見。

行政サイドから見れば、2つの主張をしています。(1)野中の用地購入も市民の税でまかなったのだから、もともとのタネ地は売却して市に戻す。(2)区民センターも図書館も体育館もプールも、いわゆる公共施設と言われるもので淀川区のなかにないモノはとりあえずない。24行政区のなかには、足りない公共施設がまだある中で、2つ目のハコモノを要求するのは、なかなか難しい状況。

これはあくまで、行政サイドの主張です。

われわれ淀川区民の側から見れば、あの一等地を有効利用したいと思うのは自然なことです。そこで、一昨年、淀川区選出市会議員団5名と、地域活動団体の代表の方たちとで、平松市長に要望書を提出しました。

旧・区役所跡地を単純売却しないこと。売却にあたっては、区民の十分な納得を得られるような説明、活用をされたい、という内容でした。このことは、直近の地域懇談会でも平松市長から説明があり会場で確認しました。

それで、最近になってからですがあの地域全体に「地区計画」という都市計画の網をかけ、さまざまな制約と条件をつけることが正式に決まりました。阪急・高松建設・大阪市などの地権者が協力し合ってエリア全体の総合的なまちづくりをすることになったのです。

「地区計画」というと地味な感じの名前ですが、効力は大です。これによってとりあえず、悪質な風俗営業や遊興施設はシャットアウトされ、駐輪施設・駐車場や公開区空地や緑地帯などのほか、救急車両の通行できる道路を新たに作ることもできます。

このように、これからは地域住民の意見の集約とともに行政がきちんと見守りながら、跡地利用を区民の皆さまとともに考えて行こうではありませんか。