民生保健委員会始まる

4年ぶりに民生保健委員会に戻ってきた。本会議を経て、初めての委員会審議。

議題外で、先日来新聞紙上を賑わせた住之江区の児童虐待事件を取り上げた。児童虐待問題は文教経済委員会であるが、今回は住吉市民病院で起こった事案であるので、病院局を所管する民生保健委員会での質疑となったわけである。

本件は21歳の若い父親と34歳の母親が生後3か月の実子に数度にわたり腕・両足・ろっ骨・頭蓋などを骨折させ、1月に死亡させている。2度にわたり入退院を繰り返し、担当医師は虐待の可能性も考えられるとしながらも子ども相談センターに通報しなかったというもの。5月になって両親が逮捕され本市でも明るみに出た。この両親は大変子育てにも熱心であったことが育児放棄は考えにくいと判断したことや、医師・看護師・助産師らが専門職であるがゆえに、虐待でなかったら誤報になっていしまうという抑止力が働いた可能性などを指摘した。

私自身も十三市民病院で2女を出産した経験もあるのだが、もう24年もたった今は出産後母子同室が基本となっている十三市民病院は、WHOユニセフから「子供にやさしい病院」指定もうけている。出産直後の母子同室は大変意味があり、カンガルーケアに始まり、常在菌を免疫力が強い産後一週間に母子同室することによって赤ちゃんに母親や父親、家族から移すということも大事だ。その間に赤ちゃんを家族として受け入れ、父親も赤ちゃんと接することによって自覚が生まれる。また一昨年に親学アドバイザーの資格を取得する時に勉強したことの知見も加味しながらの質疑を行った。

結果、市長からは、建て替えが行われ、小児周産期医療の拠点病院として南部医療圏をさらに充実していくために、「希望者には母子同室を基本とすること」や、あまり力を入れているとは思われない「父親学級の内容充実を行う」などの答えをいただいた。

虐待通報については、間違ってもいいから一人で抱え込まないで、まずは通報するよう全病院局の職員に周知徹底することを迫った。

失われた命は二度と戻って来ず、子ども相談センターも想定外のケーススタディを積み重ねるようにして、もうこれ以上の虐待死事件をゼロにしなければいけない。辛い質疑となってしまったが、これからも民生保健委員会の抱える様々な課題をしっかりと審議して行きたいと考えている。