町づくり

淀川区の公共インフラはどちらかと言えば遅れている方だとお思いになるかたも多いと思います。

淀川区は大阪の「交通の要衝」と言われながらも、駅周辺はめざましい発展を遂げているとは言いがたく、幹線道路の慢性的な渋滞問題はなかなか解決せず、いわゆる箱ものも、市民病院はようやく平成15年に移転新設がかなったばかり。区役所の移転新設はまだ着工を迎えておらず、移転後の区役所跡地問題を残しています。いわばトコロテン式に十三駅前の一等地が残されてしまったわけです。

しかし、現在工事中の淀川通りの新北野交差点、阪急高架下拡幅はまだまだ完成は遠いものの、2015年をめどに市営地下鉄四つ橋線の阪急十三駅神戸線乗り入れ計画が進められております。地下鉄四つ橋線は大阪駅北側のコンテナヤード地下を突き抜ける計画だそうですので、いま注目の大阪駅西地区・北地区とも直結すれば通勤・買い物などの面で大変便利になることでしょう。

この道路と鉄道の整備計画は相互に影響を受けながら進められるものと思います。

そこで注目されるのが、先ほどの十三駅前の一等地「区役所跡地」利用の問題です。

当然大阪市の土地ですので、その計画は市民局に委ねられています。しかしながら、その目的・用途や中味について、地域住民であり利用者である私たちが私たち自身のこととして関与する事ができないものでしょうか。

従来のお仕着せのプランで作られた箱もの(建築物・施設)には、無理・無駄が多すぎて使いにくい。外観だけ立派で、中は空き店舗・空き室だらけで収益や利用率が上がらないという先例をいやというほど私たちは見てきました。途中から民間の知恵を借りてどうにかしようとしても限界があります。それならばいっそ最初の計画段階から住民参加型・民間主導型にすればよいと思います。

設計段階に入る前に、区民のアイデアを募り区民の二―ズを知り、設計に反映させます。行政と区民が協働してその施設を作り上げるというスタイルをとる事ができれば、私たちの町の親しみやすい施設にする事ができるのではと考えています。

阪急沿線には、他の市町村ではありますが大小の多目的ホールがたくさんあります。ですが現在の交通の便から考えても(全線が集中している)、将来的な交通インフラ(地下鉄四つ橋線乗り入れ)の整備から見ても、十三駅前の一等地に素晴らしい施設を作ることは、子々孫々に誇れる事業であり、そうすべき責任を負託されていると考えています。

それはまちづくりの観点からも、駅周辺の美化を促進し、景観づくりに大いに寄与するでしょう。

まだ幸いにして白紙の状態で残された、私たちのまちの一等地「区役所跡地」の使い道を、一緒に考えて行こうではありませんか。